今冬の九州は暖かいとはいえ、気圧配置が冬型になると、北九州の響灘沿岸にも大陸からの北西の寒風が海を渡って吹き付けます。
12/18は、里山と冬枯れの田圃や冬キャベツの畑が点在する田舎道を約10kmほど歩いて岩屋海岸へ。玄海国定公園の最東端、通称「若松北海岸」の一部です。白砂の浜と砂岩の岬が点在する美しい海辺。四季を通じて見事な夕陽で知られています。
昨今話題のプラスチックをはじめとする海ゴミ。それはそれは膨大な量が海を旅していますので春夏秋冬、色々なモノが流れ着くのですが、やはり冬の時化の後は目立ちます。まさに「冬の使者」。
諸メディアのニュースだけを見聞きすると、ストローやペットボトル、レジ袋といったモノが海ゴミとして海洋生物を苦しめている、海を汚している、といった認識になりがちです。それはそれで決して間違いないではなく、「まさにその通り」なのですが…。
現実はもっと多様で複雑、です。
それは実際に海辺を訪ね、浜や磯を自らの足で歩かないと解りません。 目の前の海が世界と繋がっているように、目の前に散在するモノを通じて、この国や世界の「現実」や「社会的な課題」と繋がることが出来るのです。
Discover Walks ~日本の里山里海を歩く~
代表 亀津淳司
A member of Japan Alliance of Responsible Travel Agencies